「地域の食資源をローカルガストロノミーとしてどう磨き上げればよいか分からない…」
「地元食材や食文化を活かした体験を作りたいが、商品化のイメージが湧かない…」
「食のストーリーを発信しても、観光客やインバウンドへの訴求につながらない…」
農泊地域における食と観光の取り組みについてこのような課題を感じていませんか?
一般社団法人全国農協観光協会では、農泊地域の経営力を高めるための「基礎力向上セミナー(全11回)」を開催しています。第7回のテーマは「ローカルガストロノミーの構築」です。
今回は、岩手県盛岡市において地域の風土や生産者の想いを料理と空間で表現し、その価値の発信にも取り組まれている石川有沙氏(レストラン「雨宿り」オーナーシェフ)をお迎えします。
本セミナーでは、地域の食文化や食材、風土に根ざした価値を再編集し、ローカルガストロノミーとして高付加価値な観光コンテンツへと昇華させる方法から、海外旅行者やエージェントにとっても魅力が伝わりやすく、選ばれやすい食の提供について、実践的なノウハウを紐解きます。
ローカルガストロノミーを「創る」だけでなく、「伝え、売る」ための仕組みづくりを考えます。ぜひご参加ください。
開催概要
開催日:2026年7月27日(月)
方法:Zoomを使用したオンライン開催
時間:13時30分~16時30分
※後日アーカイブ配信も行います。アーカイブ配信ご希望の方もお申込みフォームよりお申し込みをお願いいたします。
講師
今回講師としてお招きしたのは、レストラン「雨宿り」オーナーシェフ 石川有沙(いしかわありさ)氏です。
石川氏がシェフを務める盛岡市のレストラン「雨宿り」では、上質な空間の中で、岩手や東北の旬の食材をふんだんに活用した創作料理を提供しています。また、どぶろくの自家醸造をはじめとした発酵文化の継承にも取り組み、使用するお米「遠野1号」も無農薬・無施肥で種まきから丁寧に育てるなど、地域に根付く食文化を守り、未来へつなぐ実践を続けています。
本セミナーでは、石川氏より、「雨宿り」で実践している、地域に古くから伝わる食文化を守り活かしながら、現代の価値ある食体験へと昇華させる取り組みについて語っていただきます。岩手・東北の自然や歴史、生産者とのつながりを料理として表現する中で、地域資源を活かしたガストロノミーツーリズムの可能性や、食を通じた地域の魅力発信についてお話しいただきます。
レストラン雨宿りインスタグラムはこちら→https://www.instagram.com/amayadori_morioka
講師プロフィール
石川有沙(いしかわ ありさ)氏
レストラン「雨宿り」オーナーシェフ
岩手県遠野市に生まれる。
高校、大学と油絵を学ぶ。大学卒業後東京に移り、都内の花屋に勤めながら絵画制作に10年間取り組む。
絵描きを目指すが、絵では食べていけず途方に暮れ生まれ故郷の遠野に戻る。「とおの屋要 佐々木要太郎」を知り、佐々木の料理に出会う。佐々木の取り組みである、「米作り、どぶろく醸造、宿、料理」を中心に佐々木の下で10年間修業を積む。考え方、精神面、料理、感性を学ぶ。(主に気合い、根性、継続する力、行動力)
修業後、「雨宿り」の料理人として立つ。料理は、師匠の佐々木から学んだ考え方が基盤になっている。自分のルーツや個性を掘り下げる。食材の個性を生かし切る。また、地元の食材や農家の持ち込み食材を使用。岩手の食文化や郷土料理を学び理解し、それをもとに独自のひと皿をコースとして提供。雨宿りでしか味わえない食体験を目指している。
本セミナーでお伝えすること
本セミナーでは、ローカルガストロノミーの構築を通じて、地域の食資源を単なる「食材」や「商品」としてではなく、文化・風景・人の営みと一体となった“体験価値”に昇華し、持続的な地域の魅力創出につなげるための考え方と実践手法を学びます。
①地域の食資源を「体験価値」に変える
地域に存在する農産物や郷土料理、食習慣を「単なる特産品」として捉えるのではなく、観光客や来訪者にとって意味のある“体験”として再構築するための視点を学びます。
ストーリーづくり、地域資源の組み合わせ方、ターゲットとなる来訪者像の捉え方などを整理しながら、「なぜこの地域で食べることに価値があるのか」を設計するプロセスを解説します。
②地域の食文化を料理として表現する技術と磨き上げ
ローカルガストロノミーを実現するためには、地域の食材を活かすだけでなく、その土地ならではの背景や文化を料理としてどのように表現するかが重要になります。
生産者との関係づくり、旬や素材の特性を活かした調理、地域らしさを感じられる提供方法など、料理を通じて地域の価値を伝えるための考え方を学びます。
③地域の食の価値を伝える発信とブランドづくり
ローカルガストロノミーを継続的な地域の魅力として育てていくためには、料理や食材に込められた背景や想いを、適切に伝えていくことが重要になります。
地域の食文化や生産者の想いをどのように言語化し、訪れる人に届けるか、また地域ならではの価値をどのようにブランドとして磨き上げていくかについて学びます。
