「一度きりのお客様は多いが、リピーターになってもらえない…」
「どうすれば地域のファンになってもらえるだろうか…」
「インバウンド客を呼び込みたいが、何から手をつければいいか分からない…」
農泊の取組において、このような課題を感じていませんか?
一般社団法人全国農協観光協会では、農泊地域の経営高度化に向けた連続セミナーの第10回として、「リピーターづくり」をテーマに実施します。
今回は、長野県飯山市で長年にわたりグリーンツーリズムを推進し、観光庁の「重点支援DMO」にも選定されている一般社団法人信州いいやま観光局から、事務局次長兼インバウンド推進室長の柴田さほり氏を講師にお迎えします。
DMO(観光地域づくり法人)として、また旅行会社としての両面から、いかにして国内外の旅行者を惹きつけ、繰り返し訪れたくなる地域を創り上げてきたのか。その組織的な戦略と具体的な実践例から、皆様の地域で応用できるリピーター確保のヒントを学びます。
開催概要
開催日 2025年12月19日(金)13:30~16:30
方法 Zoomウェビナーを使用したオンライン開催
時間 13時30分~16時30分
※後日アーカイブ配信も行います。アーカイブ配信ご希望の方もお申込みフォームよりお申し込みをお願いいたします。
講師
今回講師としてお招きするのは、一般社団法人信州いいやま観光局の事務局次長 兼 インバウンド推進室長である柴田さほり氏です。
柴田氏は、インバウンド専門の旅行会社での勤務経験や、農林水産省の「田舎ではたらき隊」制度をきっかけに飯山市へ移住され、現在は、観光地域づくりの中核を担うDMOの運営と、インバウンド誘致の最前線で活躍されています。国内外の多様な旅行者の視点を理解し、地域に根差した持続可能な観光を実践する柴田氏から、信州いいやま観光局の取組のポイントについてお話をいただきます。
講師プロフィール
柴田さほり(しばた さほり)
一般社団法人信州いいやま観光局 事務局次長 兼 インバウンド推進室長
愛知県名古屋市出身。京都府立大学福祉社会学部卒業。学生時代は、夏休み、春休みにバックパッカーとして一人旅の生活。現在までに約35か国を訪問。
インバウンド専門の旅行会社で、主にスペイン、ブラジル、メキシコなどの営業・オペレーションを担当した後、2010年に農林水産省「田舎ではたらき隊」の研修制度を活用し、長野県飯山市に移住。一般社団法人信州いいやま観光局なべくら高原・森の家勤務を経て現職。現在は、インバウンドに関わる営業・オペレーションや同法人の施設、営業所統括(マネジメント)を担当。
清泉女学院短期大学国際コミュニケーション科 非常勤講師(2016~2018)や内閣官房 令和4年度地域ツーリズム促進調査研究(万博関連事業) 調査研究会(2023年1月~3月)、令和5年度 農水省 広域ネットワーク推進事業「農泊実践成果分析・展開促進事業」におけるマニュアル作成委員(2023年7月~) など、講師やアドバイザー経験も多数。
本セミナーでお伝えすること
本セミナーでは、専門家のマクロな視点と、実践者のミクロな視点の両方から、事業承継に取り組むためための具体的なヒントを学びます。
①DMOの戦略に学ぶリピーターづくり
信州いいやま観光局が実践する、地域全体の観光戦略におけるリピーター獲得の位置づけと、教育旅行から個人・インバウンド旅行まで、ターゲットごとのアプローチ方法を解説します。
②顧客満足度を高め、ミスマッチを防ぐ期待値コントロール
なぜ飯山の取り組みは高い顧客満足度を維持できるのか。旅行者との丁寧なコミュニケーションや情報発信によってミスマッチを防ぎ、「期待を超える体験」を生み出すための具体的な手法を学びます。
③インバウンド客を惹きつけるFIT(個人旅行)戦略
インバウンドの中でも、特にFIT(個人旅行客)に関する事例を紹介。エージェントとの関係構築や、口コミを通じてファンを増やしていく仕組みなど、現在のお取り組みについてお話いただきます。
