【9月2日開催】農泊地域の経営高度化セミナー~インバウンド対策 なぜ山奥の小さな旅館は外国人客で満室なのか?

「インバウンド客を呼び込みたいが、何から手をつければいいか…」
「一度きりのお客様は多いが、リピーターになってもらえない…」
「言葉の壁もあるし、積極的になれない…」
インバウンド誘致やリピーター獲得において、このような壁にぶつかっていませんか?

一般社団法人全国農協観光協会では、農泊地域の経営高度化に向けた連続セミナーの第3回として、「農泊地域のインバウンド対策」をテーマにしたセミナーを開催します。
今回は、大分県の山奥にある全6室の温泉旅館「山城屋」の代表、二宮謙児氏を講師にお迎えします。

決して好アクセスとは言えない小さな旅館が、なぜ世界中からゲストを惹きつけ、連日満室となるのか。その背景には、「最高のおもてなしは安心感」という一貫した哲学と、それを体現するための地道な実践の積み重ねがありました。

本セミナーでは、二宮氏が実践してきた具体的なノウハウやその考え方をお話しいただきます。世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で満足度全国2位に輝いた、生きたヒントをお届けします。

目次

開催概要

開催日 2025年9月2日(火)13:30~16:30
方法 Zoomウェビナーを使用したオンライン開催
時間 13時30分~16時30分
※後日アーカイブ配信も行います。アーカイブ配信ご希望の方もお申込みフォームより お申し込みをお願いいたします。

講師

今回講師にお招きしたのは、有限会社山城屋 代表 二宮謙児氏です。
二宮氏が経営する旅館「山城屋」は、大分県の小さな温泉街である湯平温泉にあります。かつて客足が遠のいた状況から、インバウンドの個人客に活路を見出し、ゲストの「不安」を「安心」に変えるおもてなしを徹底。その取り組みが口コミで評判を呼び、国内外からリピーターが絶えない人気宿へと成長させました。

コロナ禍で宿泊客がゼロになった際には、「今できることは何か」を問い続け、大女将秘伝の味噌を商品化しECサイトや越境クラウドファンディングで販売するなど、逆境をチャンスに変える挑戦を続けています。その根底には「やるならとことん」という信条と、常に「相手の立場に立って考える」というおもてなしの哲学があります。その実践的な取り組みは、全国の観光事業者から大きな注目を集めています。

山城屋のホームページはこちら→https://e-yamashiroya.jp/

講師プロフィール
1961年、大分県生まれ。
経営する旅館山城屋は、外国人客の受入れを進めて、客室稼働率ほぼ100%を達成。2015年「九州未来アワード」で審査員特別奨励賞受賞。
世界最大の旅行口コミサイト 「 トリップアドバイザー 」の「日本の旅館部門 2017」で満足度全国3位 にランクイン。 顧客目線でのデジタル対応をはじめ、 近年はクラウドファンディングや自社ECサイトにも力を入れる。
2020年、中小企業庁「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定。2021年、中小企業庁「中小企業白書・小規模事業白書」にて事例紹介。
2024年4月発表のトリップアドバイザー「日本の旅館部門」では、満足度全国2位(アジアで17位)にランクイン。
著書:『山奥の小さな旅館に外国人客が何度も来たくなる理由』(あさ出版)他

講義内容

本セミナーでは、二宮氏の様々な挑戦から導き出された「リピーターが生まれる仕組みづくり」に迫ります。

<このセミナーでお伝えすること>
・「最高のおもてなしは安心感」という哲学。ゲストの旅全体をデザインする思考法
おもてなしは宿に着く前から始まっています。予約前から帰国後まで、ゲストの「不安の種」を一つずつ取り除くことで生まれる絶大な信頼感。無人駅の案内動画など、旅マエから旅アトまで一貫した「安心感」をデザインする具体的な手法を学びます。

・「ピンチをチャンスに」変える事業創造力。逆境を乗り越える挑戦のマインド
コロナ禍の売上ゼロから、なぜECサイトや海外への越境クラウドファンディングに挑戦できたのか。「偶然は準備のないものには微笑まない」を信条に、「まず、やってみる」ことで道を開いてきた二宮氏ならではの事業創造のヒントを学びます。

・「受入体制」と「情報発信」は車の両輪。「来てみてがっかり」を防ぐ、期待を超える体験の作り方
素晴らしい情報発信をしても、現場の受け入れが伴わなければ、ゲストの満足は得られません。「来てみて初めて知る」のではなく「来る前から知っている」状態を作ることが、旅マエの安心感に繋がります。言語対応や更新頻度といった情報発信の課題と、お風呂の利用システムなど、発信した情報と違わぬ体験を提供する「受入体制」の強化。この「車の両輪」をいかに連動させるか、その具体的なポイントを解説します。

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