【7月25日開催】農泊地域の経営高度化セミナー~地域産品の販売

「うちの地域の特産品、もっと多くの人に届けたい…」
「生産者の努力が、なかなか売上につながらない…」
「生産者のやる気を引き出し、地域全体を元気にしたい!」
地域が誇る産品の販売に関して、このような課題を感じていませんか?

一般社団法人全国農協観光協会では、農泊地域の経営高度化に向けた連続セミナーの第2回として、「地域産品の販売力向上」をテーマにしたセミナーを開催します。
今回は、愛媛県で農産物直売所「さいさいきて屋」をゼロから立ち上げ、現在は群馬県みなかみ町で地域拠点「たくみの里」の再生を手掛ける、西坂文秀氏を講師にお迎えします。


「カンブリア宮殿」でも特集された「さいさいきて屋」の奇跡的な成功体験と、「たくみの里」での現在進行形の挑戦。この両方の経験から導き出された「売れる仕組みづくり」について学びます。

目次

開催概要

開催日 2025年7月25日(金)13:30~16:30
方法 Zoomウェビナーを使用したオンライン開催
時間 13時30分~16時30分
※後日アーカイブ配信も行います。アーカイブ配信ご希望の方もお申込みフォームよりお申し込みをお願いいたします。

講師

今回講師としてお招きしたのは、株式会社たくみの里 代表取締役 西坂 文秀(にしさか ふみひで)様です。
JA職員時代、愛媛県今治市で農産物直売所「さいさいきて屋」を設立。肉も魚も野菜も加工品も、徹底的に「地元産品」にこだわり、年間売上30億円を誇る日本最大級の拠点へと成長させました。
2017年にJAを退職後、群馬県みなかみ町へ移住。経営危機にあった町営施設「たくみの里」の再建を託され、株式会社たくみの里を設立し代表取締役に就任。現在も地域活性化の最前線で手腕を振るっています。
今回は、西坂様が「さいさいきて屋」で培った圧倒的な販売戦略と、現在「たくみの里」で実践している地域資源を活かした再生術の両面から、「人を巻き込み、地域課題をビジネスに変える」ための具体的な手法や考え方について語っていただきます。

たくみの里のホームページはこちら→https://takuminosato.jp/

講師プロフィール
1961年愛媛県今治市生まれ。1984年、大学卒業後に今治南農業協同組合に入組。営農販売事業、共販・共選の仕事に携わり、集荷場の立ち上げ、部会の統合、新規市場開拓等を行う。1996年に総合集荷場の企画・開発・運営。
当時、専業農家が年々減り、従来型の大規模専業農家支援から兼業農家や小規模農家への支援の必要性を感じ、2000年には越智今治農業協同組合(JAおちいまばり)において農産物直売所を提案し、「さいさいきて屋」を立ち上げる。30坪あまりの小さな直売所から、順調に売り上げを伸ばし、2007年4月には国内最大級の大型施設を誕生させ、設立目的の直売所を核とした農業振興に繋げる。
2017年3月にJAを退職と同時に、群馬県みなかみ町より地域活性化の支援を依頼され同年4月同町へ移住。経営危機に陥っていた(一財)みなかみ農村公園公社の再建を託され、2020年4月に㈱たくみの里を設立。コロナ禍を乗り越え町営施設の経営・運営の改善を推し進め現在に至る。

講義内容

本セミナーでは、西坂様が愛媛県でゼロから立ち上げた「さいさいきて屋」での成功体験と、群馬県みなかみ町「たくみの里」での現在進行形の挑戦、この二つの貴重な経験を基に、地域産品の販売力を高めるためのノウハウをお話しいただきます。
また、単なる販売テクニックに留まらず、地域が抱える課題を解決し、経済を循環させるための事業をどう立ち上げ、どう動かしていくかを学びます。西坂様が直面してきた数々の困難と、それを乗り越えてきた実践的な知恵は、皆さんの地域が抱える課題を突破する大きなヒントになるはずです。


<このセミナーでお伝えすること>

・「地域産」へのこだわりが、唯一無二の価値を生む
→「さいさいきて屋」で実践した、大手スーパーには真似できない徹底した品揃えとブランディングが、いかにして地元客だけでなく観光客をも惹きつける魅力となったのか。その戦略から、地域産品の価値を最大化するヒントを学びます。

生産者の情熱に報いる「信頼」の仕組みづくり
→「さいさいきて屋」で実践した、小規模農家でも安心して出荷できるシステムや、農産物を加工品・総菜へと展開し余すことなく価値に変える6次産業化の仕組みを紹介。「出せば売れ残らない」という信頼感を築き、生産者に寄り添った販売の方法を学びます。

・地域全体で稼ぐ「販売エコシステム」の構築
→「物とお金を地域で回す」という理念のもと、生産者、飲食店、加工業者、異業種まで巻き込む連携手法を解説。相互に利益を得るビジネスを発展させ、地域全体が持続的に成長する仕組みの作り方、地域全体を動かしていくプロセスを学びます。

・逆境を乗り越える「事業を立て直す力」
→経営危機に陥っていた施設の再建を託され、コロナ禍を乗り越え経営改善を推し進めてきた「たくみの里」の実例から、厳しい状況下でこそ求められる経営判断や運営のポイントを学びます。地域産品を売り続ける土台となる、強固な事業基盤をいかにして築くか。その源泉に迫ります。

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